▲「オリジナルスパイスで楽しむ 鰹のタタキ 炭火炙り」
鰹のタタキに用意されるスパイスは、ニンニクやコリアンダー、ピンクペッパーなどが使われ、エジプトの万能スパイス「デュカ」を思わせるオリエンタルな風味。塩はイギリスの高級天然塩「マルドン」が添えられ、まろやかな塩味が鰹によく合いました。
▲鰹のタタキにつけるオリジナルスパイスとマルドンの塩
炭火で焼き上げた柔らかな蝦夷アワビには、駿河湾で穫れたネバネバの海藻アカモクを、鰹節や長ネギと和えてトッピング。和風サルサ風の味付けでさっぱりといただけます。紫蘇の爽やかな風味もアクセントになる、暑い夏にピッタリの一皿です。
▲「蝦夷アワビの炭火焼き 駿河湾産アカモクと長ネギ 鰹節和え添え」
ふたつのコースメニュー「OMIKA」と「OYAMA」の、それぞれのメインディッシュを紹介します。「OMIKA」は和牛と季節の野菜の炭火焼で、プラス¥4,400で静岡和牛フィレに替えられます。和牛は日によって産地が変わり、この日は静岡県産の和牛のサーロインでした。肉の脂や旨味が口に広がり、御殿場のワサビと塩麹を合わせたソースや塩でさっぱりといただきました。
▲「OMIKA」のメイン料理は「シェフお薦め和牛と季節の野菜の炭火焼き」
一方の「OYAMA」のメインディッシュは「お任せ焼き物」。炭火で焼いた鶏モモ肉には、ワサビと塩麹を合わせたソースの優しい辛味が加わります。静岡県産の桜咲鱒(サクラサキマス)は脂がのっていて、醤油やみりんのタレに漬け込んだ柚庵焼き。季節の野菜は甘長唐辛子やサツマイモの輪切りで、青唐辛子を使った辛子味噌が添えられます。
▲「OYAMA」のメインディッシュは「お任せ焼き物」
〆のご飯はコース料理では珍しい握り寿司。この日の握りはミナミマグロの中トロと、色鮮やかなサーモンはホテルがある小山町の特産「金太郎マス」、そして炭火で芳ばしく炙った御前崎産の太刀魚でした。そこにお任せの巻物が加わります。醤油とお味噌汁のお味噌は、御殿場市にある「天野醤油」を使い “地元の味” を楽しめます。