◆ホテルの部屋でひとり酒を飲み、夜を明かす

缶チューハイ
 その後、部屋に戻っても大輔さんは一言も口を聞かないまま、「もう寝る」とだけ言い残してベッドへ直行したといいます。残された佑美さんは……。

「もう、ワケがわからないのと情けなさで怒りと涙がこみ上げてきました。付き合っていた頃と同じ誘い方をしたはずなのに、ここまでキレられるとか意味がわかりませんでした。自分で払った高級リゾートホテルの部屋で1人でお酒を飲んで夜を明かしました……」

 この旅行以来、セックスの話はタブーとなってしまったという、佑美さん夫婦。話し合おうとしても避けられるし、逆ギレされるため「私が外で遊べば夫婦円満でいれるのかな」と佑美さんは頭を抱えます。

 ここまで行くと、もはや自然にレスを解消するのは難しいのかもしれません。皆さんは、こういう場合どうするのが最善だと思いますか?

<取材・文/結城 イラスト/松井レナ>

【結城】

男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer