◆「産後約10時間でスピード退院」に衝撃を受ける

「産後約10時間でスピード退院」に衝撃を受ける
 予定日が近づくなか、洋子さんの脳裏に浮かんだのは、イギリス王室のキャサリン妃出産のニュース。キャサリン妃は、2015年に第2子を出産後、約10時間で退院したことが話題になりました。洋子さんはそのとき、赤ちゃんを抱き笑顔で手をふる姿をテレビで見て、衝撃を受けたといいます。

「お腹のふくらみが少し残っている以外は、いつもと変わらない美しい姿で、壮絶な出産を経験した直後とはとても思えませんでした。公式な発表はなかったけれど、キャサリン妃がスピード退院できたのは、無痛分娩だったからではないかといわれていて、それを聞いて『なるほど!』と思ったんです」

 欧米ではすでに主流となっているものの、日本ではまだあまり浸透していない無痛分娩。けれども、最近では極力痛みを抑えたいという女性も増えているようで、洋子さんの同僚も「分娩のときに麻酔を使った」と話していたそう。

「以前、会社で出産の話をしていたとき、その同僚が『産むときの痛みとか、産後の体調とか、想像していたほどつらくはなかった』と言っていて。やっぱり無痛分娩は母体の負担が軽いのかな~と。それなら、私もぜひ試してみたい!と夫に相談したのですが……」

 夫からは思わぬ反応が返ってきたそうです。