◆高齢出産で何より不安だったこと

高齢出産で何より不安だったこと
写真はイメージです。(以下同じ)
 現在、会社員の夫と小1の娘と都内に住む洋子さんは、40歳目前で妊娠・出産を経験。過去に流産していたこともあり、再び授かったことがわかったときには、夫婦で大喜びしたといいます。妊娠生活は順調で、病院の検診で異常を指摘されたこともなかったそうですが、高齢での出産は不安も大きかったと振り返ります。

「色々と心配なことはありましたが、最も不安だったのが、産後の体調です。私の実家は遠方にあり、親も高齢のため頼れません。夫の実家からは『いつでも頼って』と言われていたけど、義母も高齢で病気がちなので、気軽にお手伝いを頼めないし…。夫は育休を取ろうとしたけど、収入がけっこう減ってしまうことがわかり、結局は取らないことにしたんです。

 となると、少なくとも夫が帰ってくる夜までは、私がワンオペで育児をすることになるじゃないですか。出産後、赤ちゃんをしっかりお世話できるだけの体力が戻るのか。それが何より気がかりでした」

 高齢出産は体調が回復するまで時間がかかりそうだし、場合によっては産後うつになってしまうかもしれない…。心配事が頭の中をぐるぐるとまわる日々が続いたそうです。そうしたなか、あることをふと思い出した洋子さんは、夫と分娩方法について話し合うことにしたのです。