◆様々な支援があることに気づいてほしい
――ご自身の体験を通して、同世代の方に伝えたいことはありますか?
Aさん:情報を得ることはとても大切ですが、地方は情報格差があると感じています。私の大学のあった地方の県は情報が少なく、就職して大阪や東京で働くようになってからLINEやSNSでがん患者のための情報が発信されていることや、患者会というものがあることを知りました。
最近では地方でもAYA世代の患者のために情報発信をする動きが出ています。例えば富山県で患者会を作ろうとされている方や、長野県で活動をされている方もいます。そういった活動を後押しできるよう「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」は活動しています。私もスタッフとして、AYA世代の患者さんに様々な支援があることに気づいてもらえるよう活動をしていきたいです。