私はそんなことはどうでもいいと思っている。悠仁さんが幼いころから関心を持ってきたトンボ研究だから、様々な専門家の意見を聞き、万巻の書を読み、自分なりに研究をまとめて発表することは、喜ぶべきことではないのか。
また、東大に推薦入学するのもいいのではないか。優れた研究成果があり、そうした長年の労苦をよしとして、入学させてあげればいいと思う。
だが、秋篠宮紀子さんが思い描いているような、「一般学生と混じって筆記試験を勝ち抜いて東大入学」という“夢”は捨てたほうがいい。
将来の天皇に学歴などそれほど重要ではない。いたずらに受験勉強に時間をとられるのではなく、トンボも、世情も、国際関係も学んでおく必要があるはずである。
悠仁さんはまだ17歳ではなく、もう17歳なのだ。79年前に日本中を惨禍に巻き込んだ戦争の責任をどう考えるのかも、ぜひ、成人になったら聞いてみたい。
上皇や現天皇が築いてきた「平和を希求する天皇像」を受け継ぎ、右左ではなく、価値観が多様化しているこの国をどう考えているのかも、ぜひ聞いてみたい。
悠仁さんは「東大までの人」ではなく、東大を踏み台にして、新しい天皇像をつくってもらいたいものだと思っている。
「東大がなんだ!」
姉の眞子さんなら、そういうのではないか。自分の人生なんだから、とも。
お次はサッカーの伊東純也(31)のお話。
以前、新潮は、女性2人が伊東ともう一人を「準強制性交等致傷罪など」で警視庁に刑事告発したと報じた。
だが、伊東側も女性たちのいい分をでっちあげだとして、「虚偽告訴罪」で大阪府警に告訴したのである。
そして8月9日、両方の件を扱う大阪地検は、双方を嫌疑不十分として「不起訴処分」とした。
何やら喧嘩両成敗のようなモヤモヤした判決だが、新潮によれば、伊東側は被害女性と性交渉を持ったことは否定せず、女性側の記憶に曖昧なところがあることを根拠に、強姦の事実はなかったと主張しているという。