お騒がせした往年の「バカップル」も、人生経験を積み、違う顔を見せ始めたのかもしれない。

 秋篠宮家の長男・悠仁さんの話に入る前に新潮のモノクログラビアに載っている小室眞子さんの近影について触れておこう。

 日本のススキのようなファウンテングラス(噴水草)の原のようなところで、珍しく眞子さんが一人で腕を組んで立っている。

 肩には花柄のトート―バッグをかけ、白いブラウスを腕まくり、黒のゆったりしたパンツ姿は、新潮がいうように、かつてのか弱さはなくなり「逞しさ」を感じる。

 目を細め、何やらを凝視しているかのような表情からは、「はるばるきつるものかな」という“感慨”が浮かんでいるように見える。

 彼女も32歳。ややふっくら、いや、堂々とした体つきは、これからも小室圭と生きていく覚悟が揺るぎないことを見せつけているようにも思える。

 男はいつまでたっても子供じみたところがあるものだが、女性は、そこの大地に根を張り、泣き言などいわずに年を取っていくものである。

 昨今は、長男の悠仁さんの「大学お受験」が物議を醸しているが、遠く離れた異国の地で生きる姉なら、弟にどうアドバイスをするのだろう。

「お母さんのいうとおりに勉強頑張りなさい」というのか、それとも、私も自分で自分の人生を切り開いてきたのだから、あんたも自分の人生なんだから、自分が思うように精いっぱい生きなさいというのだろうか。

 その悠仁さん、東大農学部の推薦入学が決まりかけているという話もあれば、文春のように、筑波大附属高校の中では“異例”の成績だからと疑問符をつけるところもある。

 今週の文春は、8月25日から開かれる「国際昆虫学会議」、いわゆる昆虫学者にとっては4年に1度のオリンピックのようなものが開催され、そこに悠仁さんが出席し、「自然保護・生物多様性・生物地理学」の枠組みの中で、ポスター形式での発表をすると報じている。

 だがこれも、将来の天皇ということで、様々な専門家たちが様々な形でアドバイスしたもので、彼一人でなしえたものではないのだろう。