◆子どもに「写真をSNSに投稿する同意」をどう取るか
高橋氏が監修した『SNSの“子ども写真”投稿ガイドライン』(1)(家族・子ども向け出張撮影「fotowa/フォトワ」)内には「子どもの立場に立って考えよう。“デジタルタトゥー”にならないために」と記されている。しかし、写真をSNSに投稿されること自体を嫌がる子どもも一定数いるはずだ。
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(1)【SNSの“子ども写真”投稿ガイドライン・7つのポイント】(家族・子ども向け出張撮影「fotowa」/高橋暁子監修)
① 個人情報を出しすぎない! 情報の組み合わせが危険に
② 「裸」は絶対NG! これだけは気をつけよう
③ 〈映り込みに注意〉住所を特定させない
④ 〈本名は出さない〉できるだけネット専用のニックネームを
⑤ 子どもの立場に立って考えよう 「デジタルタトゥー」にならないために
⑥ 投稿前に確認 一緒に写った人は公開OK?
⑦ 公開範囲も検討すること
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そのため、SNSへの投稿について本人の同意を取る必要が生じるが、それ以前にSNSというサービスを説明して理解してもらう必要がある。物心つかない子どもにSNSについて教えることは難解に思えるが、高橋氏は「最近の子どもは小さい時から親がLINEなどを使用している様子を見ており、SNSに対する理解度は高いです」とネットリテラシーの高さを指摘。
続けて、“子どもに自身を SNSに投稿して良いか”という同意をどのように取るのか聞くと、「子どもに『すごく可愛い写真が撮れたから、ママ(パパ)の友達やおじいちゃんおばあちゃんにもこの写真を見てもらおうと思うんだけど、どう思う?』のように聞きましょう(※公開範囲を限定している場合)。掲載後は『みんな褒めていたよ』『良かったね』などと報告すると良いです」と答えた。