11. 六甲高山植物園(兵庫)

photo by ticktackさん

海抜865mの六甲山上にある植物園「六甲高山植物園」。北海道南部に近い涼しい気候を利用して、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物にその他の山野草など、約1,500種の植物を栽培・展示しています。神戸の市街地よりマイナス5℃ほどの気温になるため、真夏は特に心地よい気候の中で過ごせます。

園内の見どころの一つである「ロックガーデン」では、高山植物を平地で楽しむことができ、自然に近い状態で各植物が観賞できるような工夫が凝らされています。5万㎡にも渡る広大な園内で、他ではあまり見ることのできない植物たちの姿をじっくり観察してみてくださいね。

12. 摂津峡公園(大阪)

摂津峡は、大阪府高槻市を流れる芥川の中上流域に広がる渓谷です。長さ約4km、5つのハイキングコースがあり、夫婦岩や八畳岩などの奇岩、断崖、滝など、変化に富んだ景色が魅力。都心からほど近くにありながら、鳥の声や清流の音に心癒される貴重な森林浴スポットということで、「大阪みどりの百選」にも選ばれています。川遊びができるポイントもあって、避暑にもぴったりです。

13. 質志鐘乳洞(京都)

photo By Saigen Jiro [CC0] from Wikimedia Commons

「質志鐘(しずし)乳洞」は京都府に唯一ある鍾乳洞で、総延長52.5m、高低差25.1mの竪穴洞窟です。コキクガラシコウモリをはじめとした洞窟コウモリ類の重要な生息拠点でもあり、府の天然記念物にも指定されています。洞内は年中12℃から15℃程度に保たれており、こぢんまりとした鍾乳洞ながら、夏の暑い時期には天然の涼を求めて多くの人が足を運ぶ人気の観光スポットです。

14. ガーデンミュージアム比叡(京都)

標高840mの比叡山山頂に広がる庭園美術館。モネやルノワールなど、フランス印象派の画家たちの描いた作品をモチーフに、フランス人のデザインナーが設計しました。1.7haの園内は、「香りの庭」「睡蓮の庭」「こもれびの庭」「藤の丘」「花の庭」「ローズガーデン」と6つの庭に分かれています。

比叡山山頂は市街地にくらべて気温が4~5℃低いため、真夏でも快適に過ごせます。また、一般的な開花時期より約1か月程遅れて花を咲かせるため、通常は初夏に咲くバラは、10月下旬頃まで途切れることなく楽しむことができます。