◆オバケが怖いわたしは相部屋でラッキー!
常に満床状態の病院なので、基本的に病室は相部屋で、部屋によって多少の追加料金がかかるようでした。
ほかの患者さんは「個室がいい!」と言っている人もいたけれど、公立の病院なので、個室自体が少なく、それがわたしにとってはラッキーでした。
なぜなら……わたしは霊感ゼロですが、とにかくオバケが怖いのです。
旅行先でもホテルの部屋で一人で寝るのも苦手なのに、病院で個室なんて絶対に無理! ちょっとした音でも想像力を膨らませて怖がってしまうので、とにかく「絶対に相部屋希望!」だったので、“願ったり叶ったり”。
通されたのは2人部屋。隣は大腸がんで人工肛門をつけたばかりの高齢の女性でした。トイレの介助も必須とのことで、場所はナースセンターの真ん前。
消灯後でも明るい蛍光灯がついていて、いつでも人の気配がするため、怖がりのわたしには超ラッキーなロケーション。