◆タイが本当の“子連れ旅のスタート”だった
――親子ともども、いい影響があったんですね。
かか:そうですね。日本では「公園で散歩しよう」と誘っても、うなずいてくれなかった娘もコミュニケーションを取ってくれるようになりました。
自宅ではご飯を作ってもひっくり返してしまい、泣き疲れて寝るだけで、保育園でもベテランの保育士さんから「お手上げです」と言われるほどの状況でしたけど、きっと、父親のいる安心感をおぼえてくれたんだと思います。
――突発的だった「子連れ旅」が日常化した経緯を教えてください。
かか:楽しかったマカオからの帰国後、同じく子育てをしていた友人から「親子で海外旅行を予定していて、一緒にベトナムへ行かない?」と誘われたのがきっかけでした。
娘からすれば父親のいない国でしたけど、それでも楽しんでくれて「次は、二人きりで行ってみようか」と思ったんです。その後、初めて2人で渡ったタイが「子連れ旅」の本当のスタートでした。