舞台の上で輝く、憧れの人。手の届かない存在だと思っていた人の彼女になれたらどんなに幸せだろうか、と妄想したことはありませんか? 今回はそんな幸運を手にした女性のエピソードを紹介します。夢が現実になった女性はその後の人生、どのように歩んでいったのでしょう。
◆「スポットライトを浴びる彼は私の神様」
「いつもはぼーっとしていて感情なんて無さそうなのに、ひとたびライブが始まると、何かが乗り移ったかのように、感情を爆発させて演奏するんです。私はライブを見るたびに感動して涙が目に浮かびます。スポットライトを浴びて演奏している彼は、私にとっての神様でした」
うっとりした表情で語るのは、萌夢さん(仮名・24歳)。
萌夢さんが中学生だった時、とあるバンドの曲に出会いました。たまたまスマホから流れてきた曲でしたが、鬱々とした学生時代の救いとなりました。「自分のことを歌ってる」と思ったそうです。
「励まされるっていうか、彼の曲を聞くと、もう一日生きてみよう、もうちょっと頑張ってみようって思えたんです」
さらにボーカルの見た目も彼女の好みで、すぐにアルバムを買って、何度も何度も聞き、ライブに行ってみたいと思うようになりました。
【こちらの記事も読まれています】