◆受験直前にインフルエンザが流行
「その教室では小学校受験に臨む家庭も多いので、多くの家庭は任意接種のワクチンもすべて打つくらいの勢いでしたが、それでも一部、自然派の反ワクチンママがいるんですよね。トラブルになった発端は、定期接種のワクチンも一切打たせないというお母さんでした。
タイミング悪く受験直前にその家の子がインフルエンザにかかり、しかも授業に参加してしまったので周りに広がったんです。ウチの下の子も、感染しました。
するとそのせいで受験できなかったと激怒するお母さんたちと、普段から免疫を強化していないからだ! と主張する自然派ママとで大げんか。いまはもう笑って話せますが、当時は本当に大変でした」
20年前で、こうである。昨今は新型コロナワクチンの存在もあることからさらに情報が入り乱れ、この手の教育沼は、さらなるカオスになっていそうだ。
また、早期教育の低年齢化やSNSの発達によるコミュニティの作りやすさ、つながりやすさ。こうした「沼現象」は確実に悪化していると思われる。
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