「共同親権」の導入を柱とする改正民法などが5月17日に、国会で成立しました。この共同親権の導入をめぐって、X(旧Twitter)上では「#共同親権を廃案に」「#STOP共同親権」のタグが連日トレンド入りし、多くの反対署名が集まっていました。

ですが正直なところ、離婚や親権の問題にまったく関係のない立場の場合、彼女/彼らの「反対理由」までは深く知らないという方も多いのではないでしょうか。それがどれほど深刻で切実なものか、場合によっては子どもの命にさえ関わる事情や背景を、私たちは理解しておく必要があります。

共同親権の賛成派の中には「子どもの連れ去り防止」を唱えている人も目立ちますが、育児中の親が子どもを連れて出ていかなくてはならないケースには、どのようなものがあるのでしょうか。

今回は、元夫からのDVから母子共に逃げ、約5年かけて離婚を成立させた体験を漫画化している「ねこ★はち(@8FWktKqQjlp9cXU)」さんに、お話を聞きました。ねこ★はちさんは自身の体験から、共同親権への導入に反対の立場です。

ねこ★はちさんのブログ「シングルマザーあるある~元夫が怖すぎます」より(以下同じ)