困難や災いが起こりやすいとされる厄年には、自分の人生を大きく変えるような決断をするべきではないとされています。今回は、厄年には具体的にどのようなことをやってはいけないのか、安全に過ごすためにはどうすればいいのかを解説します。厄年の過ごし方を知りたい女性は、ぜひ参考にしてください。

そもそも厄年とは

女性が厄年にやってはいけない事まとめ!災いから身を守るための過ごし方
(画像=Unsplash、『Sorte plus』より引用)

厄年とは、人生において困難や災いが多い年とされる年齢のことです。該当する年を本厄、その前後の年を前厄・後厄と呼び、3年間に渡って厄が続くものと考えられています。

厄年に対して「運気が下がる」「悪いことが起こる」など怖いイメージを持っている方も多いでしょう。そんな厄年の起源や由来はどこにあるのでしょうか。はじめに、厄年の歴史について見ていきましょう。

厄年の歴史

女性が厄年にやってはいけない事まとめ!災いから身を守るための過ごし方
(画像=Unsplash、『Sorte plus』より引用)

厄年の由来は、実ははっきりとはわかっていません。しかし、平安時代にはすでに厄年の概念が存在していたとされています。この頃に厄年の概念を知っていたのは公家や武家のみで、庶民のあいだにはまだ浸透していませんでした。

平安時代の人々は現代よりも寿命が短く、節目に当たる年に身体の調子を崩す人が多かったため、人生の節目や転機を厄年と定めて慎重に過ごしていたとされています。庶民にまで厄年の概念が広まったのは江戸時代以降です。

厄年の起源については、陰陽道にあるという説が存在します。しかしこちらも、本当のところは定かではありません。

女性・男性の厄年

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(画像=pixabay、『Sorte plus』より引用)

厄年の年齢は男女で異なります。女性の本厄は4歳・13歳・19歳・33歳・37歳・61歳、男性の本厄は4歳・13歳・25歳・42歳・62歳です。先ほども紹介したように、本厄の前の年が前厄、後の年が後厄となります。

厄年は生まれ年ではなく、数え年で割り出します。数え年とは、生まれた年を1歳とする数え方のことです。自分の厄年を知りたいときには「実際の年齢+1年」と考えるとわかりやすいでしょう。

一生のうちに数回ある厄年の中でも、特に注意したいのが大厄と呼ばれる年です。女性の大厄は33歳、男性の大厄は42歳です。結婚・出産・昇進などさまざまな変化がある年齢のため、心身の調子に気を付けたほうが良いとされています。

厄年にやってはいけない事とは

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(画像=pixabay、『Sorte plus』より引用)

厄年にやってはいけないことは2つあります。「新しい物事への挑戦」と「人生の転機に関わる決断」です。具体的には、引っ越し・転職・結婚などの行為は避けたほうが良いとされています。

ただし、厄年だからといってやりたいことをすべて我慢するのも考えものです。やりたいことができずにストレスが溜まってしまっては元も子もないので、気にしすぎないことも大切です。

我慢しすぎて不満が溜まっていくと、かえって厄を呼び寄せてしまうことにもつながります。厄年だということに囚われず、ときには自分のやるべきこと・やりたいことを優先していきましょう。