土地から買う場合はまた別の費用がかかる?

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土地から購入して家を建築する場合は、建売の新築物件やマンションを購入する場合より、お金を支払う場面が多かったり、住宅ローンの手続きが多かったりします。土地から購入する場合のポイントをチェックしてみましょう。

土地の購入・建築・引き渡し後と3段階でお金が必要に

土地から購入して家を建てる場合は、土地の購入時、建築時、引き渡し後にお金を支払います。土地の購入時には、売買契約時に物件価格の5~10%の手付金を支払い、引き渡し前には購入物件の残りのお金(物件価格-手付金など-住宅ローン借入額)と土地購入諸費用(土地の代金6~10%)が必要になります。

1,000万円の土地を購入した場合、

<土地購入時>

手付金 100万円(手付金10%とした場合、手付金のみで計算)
土地の購入諸費用 100万円(10%とした場合)
購入物件の残りの代金 1,000万円-100万円-住宅ローン借入額

また、住宅の建築時に支払うお金は以下の通りです。

<建築時>

見積作成時 地盤調査費用など(必要であれば)
工事請負契約時 建築確認申請費、工事費用のおよそ10%の工事契約金など
着工時 地鎮祭費用、工事費用のおよそ30%の着工金など
上棟時 上棟式費用、工事費用のおよそ30%の中間金など
引き渡し前 登記費用、工事費用のおよそ30%の建築費の残代金など

引き渡し後に支払うお金としては、引っ越し代や不動産取得税になります。ちなみに土地代には消費税はかかりません。

「つなぎ融資」の存在を知っておくと便利

住宅ローンは完成した家のみが利用できるローンなので、引き渡し前に融資を利用することはできません。とは言っても、土地を購入しなければ家を建てることができないので、融資を必要とする人は多いでしょう。そこで知っておきたいのが、各支払いの時期に合わせて融資を受けられる「つなぎ融資」です。

つなぎ融資は、住宅ローンが開始されるまでの期間は利息分のみを支払い、引き渡しの時点で住宅ローンを使用し、つなぎ融資分を清算する仕組みです。土地から購入する場合は、土地の支払いから引き渡しまでの支払いをまかなうことができます。

ただ、住宅ローンより金利が高めだったり、事務手数料が別にかかったりするので注意が必要です。また、住宅ローンとつなぎ融資を両方扱っている金融機関を選ぶことも重要ポイント。金融機関に悩んだら、ハウスメーカーの担当者に相談してみましょう。

住宅購入は30代が適齢期!計画的に貯蓄をしよう

家を買うには、物件価格以上のお金が必要です。将来的に家を買うつもりなら、30代を目安に20代のうちから貯蓄をするといいでしょう。自己資金が多ければ多いほど、物件の選択の幅も広がります。購入後の返済プランも立てやすい30代を目安に住宅の購入を検討してみませんか。

提供・UpU

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