次第にポンコツ具合を露呈し始める赤江珠緒

 夜が明けて、バス旅の2日目はスタートした。

 それにしても、三船のファッションがスゴい。頭にターバン風の布を巻き、意気揚々と登場する三船。MISIAというかSPEEDの新垣仁絵というか、フランソワーズ・モレシャンみたいなのだ。風呂上がりみたいにも見える。

 その一方で、次第に持ち味を発揮し始めたのは赤江だ。食堂のお蕎麦を食べ、直後にバスに乗った一行。車中では高城がももクロに入った経緯を語っていた。その隣で、うなずきながら高城の話に耳を傾ける三船。また、その隣では赤江もじっくり話に聞き入っている……と思いきや。

「でも、輝き続けてるからすごいですよねぇ……ねえ、眠い?」(三船)
「ハハハハハ! すごく心地いいなと思って(笑)」(赤江)

 全然会話に加わらないと思ったら、普通に寝ていた赤江。昼食を食べ、車に揺られると眠くなる病は、完全に蛭子ばりだ。隣に太川がいたら、どうなっていたことか。

 千葉県野田市~柏市のルートにおいては、徒歩を選んだ一行。途中でバスに乗れたら、儲けものだが……。

「あ、あれ、バス停?」(赤江)

 赤江が指した先にあったのは、バス停ではなくゴミ置き場だった。バス停の時刻表とゴミ置き場のカレンダーを、彼女は見間違えたらしい。だんたんと、ポンコツ具合を露呈し始める赤江。

 3日目は、もっとヤバかった。バスの乗り継ぎがうまくいかず、苦境のなかで策を練る3人。ここで、赤江は口を開いた。