好評を博しているNHK連続テレビ小説『虎に翼』。米津玄師の主題歌『さよーならまたいつか!』も、これを後押ししています。
◆<主観的に曲を作らざるを得ない>従来の朝ドラ主題歌とは異なる新しい形
女性の地位向上がテーマのドラマなので、男性である自分にオファーが来たことに戸惑いもあったと明かした米津。そこで、ふつうの“応援ソング”にしないために、<あくまで私事として、主観的に曲を作らざるを得ないと思ったんですよね。>(『音楽ナタリー』2024年4月12日)と語っています。
筆者は、この「主観的」というキーワードに、朝ドラ主題歌の新しい形と、米津玄師というソングライターの揺るぎない核が重なり合っているのだと思いました。
従来の朝ドラ主題歌とは異なる『さよーならまたいつか!』の特徴とは何なのか? 過去の主題歌を振り返りつつ考えたいと思います。
【こちらの記事も読まれています】