いつか必ず死を迎えると分かっていても、近しい家族を見送るのは辛く悲しいものです。
だからこそ、故人を見送る「お葬式」は個人に思いを寄せたいものですが、日高恵子さん(仮名・42歳)は「あるハプニング」のせいで、悲しみどころではなかったと言います。
いったい、なにが?
◆抜け殻状態の母の代わりに、葬式を手配
「もともと身体が弱かった父は、肺や心臓が弱く、入退院を繰り返していました。実家は田舎でしたが、わたしは都内で一人暮らしをして仕事をしていたので、看病は母に任せきり。ですが、いよいよ危ないとの連絡を受け急いで帰省したその日に父は亡くなりました」
母は呆然として、お葬式の手配などできない状態。
仕方なくひとり娘だった日高さんがすべての葬儀を取り仕切ることになったそうです。
その中で、積極的に動いてくれたのが、両親が経営する店を手伝ってくれていたSさんという人。ただ、このSさんが後々、ハプニングの火種となります。