◆太い注射で勢いよくブスっと!

医師から言われた衝撃的な一言
※イメージです
 こんなに太い注射針で水を抜くのは痛そうだと焦ったわたし。「先生! 麻酔とかしないのですか?」と聞くと先生は「手術で麻痺しちゃったところに刺すから大丈夫」と言いながら、ものの数秒でわたしの脇に針をぶっ刺し、一瞬で溜まった液を抜いて終了。不快だった部分が一瞬でスッキリしてしまいました。

 そういえば、手術した部分には「感覚麻痺」が残るというのも聞いていましたが、まだ自覚がありませんでした。右の乳房を全摘し、リンパ節も切除してしまうと、脇の後ろから二の腕の内側あたりは感覚がマヒして治らないとのこと。

 熱いお湯に当たっても分からないので、やけどなどに気を付けて、と言われていたのを思い出しました。

 あんなに太い針を躊躇なくブスっと刺されてもまったく痛くないということは、完全に感覚がマヒしているということ。試しに、その日のお風呂で脇や二の腕あたりにお湯をかけてみましたが、熱さを感じませんでした。

 この感覚マヒは一生戻らないそうなので、付き合っていくしかないのだなと実感。あまり露出する場所ではないので、今まで特に問題なくやってきています。

 そんな「聞いてないよ!」なことがあり、結局、退院して10日くらいは1~2日置きに病院に行ってリンパ液を抜いてもらっていました。これ、先に言っておいてほしかったなぁと思います。