◆別れの理由まさかの”別の人とのデキ婚“
すると、航平さんは「付き合ってみないと分かんないことってあるだろ? やっぱり同世代がいいと思ったんだよ! 体型も肌のハリもやっぱり30代って感じで、一度抱いたら飽きちゃって」と傷つく言葉を投げつけてきました。
「だから、売り言葉に買い言葉で『あんただって私と同世代の男と比べたら、かっこわるい。収入や余裕感が負けてるから』と言ったんです」
その言葉にプライドを傷つけられたからか、航平さんは「残念!こんな男でもいいって言ってくれる女の子がいるんですわ。俺、来年の春に結婚するから。ショックを受けるから言わないでおこうと思ってたけど(笑)」と、衝撃の真実を告白。
問い詰めると、裕子さんに隠れてマッチングアプリを使用しており、そこで出会った2歳下の子とデキ婚するのだと白状しました。
「まあ、せいぜい、おばさんも婚活頑張ってね。30代後半になると難しいと思うけど(笑)」
そんな捨て台詞を吐き、帰っていった航平さんを裕子さんは今でも忘れることができません。
「ひどい捨て方をされたのに、デートの時の優しかった姿ばかり思い出してしまって、未練があります。思い出は簡単には消えてくれませんね」
今もなお、航平さんの影を追い求めながら婚活をしてしまうという、裕子さん。一途な裕子さんに明るい春が来ますように……。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291