◆手段②食べることから逃げる。食べなくてもいい手段を見つける
先述のようにめかぶを味方にするようになってからは、大きな体重増加はありません。
しかしながら、もっと積極的にダイエットをしたい時に食べることをセーブできれば、効果は高まるはずです。
そこでふたつめの気楽な方法は、“食事を別の手段に転換する”という方法です。例えば食べたくなったら、温かいミルクティーを片手に散歩に出かけるようにしています。
スタバマニアでもある私は、スタバのティーラテ(ほうじ茶ティーラテ、チャイティーラテなど)をテイクアウトすることが自分のモチベーション維持に効果的であることに気がつきました。
もちろんミルクティー&散歩にこだわらなくてもOKで、好きな映画など動画をゆっくり見る、気心知れた人と電話で他愛もないおしゃべりをするなど。私はこれを「食べることからの逃亡」と位置付けていて、想像以上の力を持つことを実感しています。
以上、いかがでしたか? いずれにしても大事なのは、自分を追い込まないこと。ダイエットを成功させるには、自分を守ってくれる味方や優しい逃げ場が必要だと考えています。今回の話が、みなさまにとって少しでも日々のプレッシャーから解放されるきっかけになればうれしく思います。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12