◆真希子の“闇日記”はドラマオリジナル

――ほかにも視聴者を逃さないために工夫された部分を教えてください。

春名P「5話目は、原作では真二(中川大志)が柚子(恒松祐里)を追いかけ『やっと会えた』で終わっているのですが、もやし先生に提案させていただいて、原作にない真希子の“闇日記”を登場させました。杏子の親友のクレア(北乃きい)が真希子のパソコンを開けたら隠しファイルがあって、そこに過去の赤裸々な真希子の露悪を見つける。原作の秀逸さにたがわぬように、より強く、次の話に続いてもらうための仕掛けにこだわっていきました」

明日公開予定の後編では、冒頭の御手洗家“炎上”シーンの撮影秘話などについて聞きます。

<取材・文:望月ふみ>

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi