◆リベンジものが世界的ブーム、でもなぜ
――世界ランキングで上位をキープし続けています。してやったり!といったところでしょうか。
春名慶プロデューサー(以下、春名P)「Netflixさんの企画選定の勝利でしょうね。今は、世界的にリベンジものがブームになっている中で、そういうジャンルを好む視聴者の方に作品を届ける下地があったことは大きいと思います。ただ感想コメントなどを読んでいると、ドロッドロの韓国ドラマを見ている方からはやや日本ならではの優しい印象があるようですが……」
――ドロッドロはもともと重視していたポイントではなかった?
春名P「そうですね。凄惨な結末が待っているお話だったら、僕は手掛けるのを躊躇したと思います。愛ある終わり方、ヒューマニズムある着地ラインが待ち受けていたからこそ、この復讐劇を映像化することに身を乗り出せたのだと思います」
――結果的には、愛ある着地点が世界にも受け入れられたと。
春名P「ヒューマニズムというのは万国共通だと思いました。母が子を守るとか、人としての情とか、愛の力とか、そういったものを、世界的なコモンセンスとして共感してもらったからこそ、おもしろさを見出してもらったのかなと感じています」
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