2つ目は「タレントの意向も聞いてファンの気持ちも考えて欲しいです」とし、田中氏は「次の契約内容について話し合った時に言われた内容はタレント自身の意向を反映しているとは思えませんでした」と苦言。1年間の契約期間中に集めたファンの声も反映させたいが、「ファンの皆さまの気持ちに寄り添った形にしたいと(STARTO社に)提案しても話し合いさえさせて頂けません」とした。

 3つ目は「とにかく対話がしたいです」と題され、最も深刻とも思える内容になっている。

 田中氏によると、性加害騒動が大きく騒がれた昨年はSTARTO社の代表に就任する予定だった東山紀之氏が田中氏にアポを取るなど対話する姿勢を見せていたというが、福田淳氏が社長に就任してからは「誰が阻止しているかわかりませんが、福田社長は正式就任して早や3ヶ月以上経ちましたが、どれだけ望んでも対話する事は実現できません」という状況だという。

 田中氏は「ぜひ開かれた会社に向けた第一歩としての対話を、何卒よろしくお願いします」と求め、「なお上記は全て間にいる広告代理店から伝聞している内容なので、もし認識が異なるならそれも含めて教えて欲しいです」と、すべて広告代理店をはさんでのやり取りになっていることを明かした。

 また、田中氏は「わたしはSTARTO社を攻撃したい気持ちはいっさいなく、個人的にも大好きで会社としてもお世話になったタレントが所属する(であろう)STARTO社にもっと良い会社になって欲しいし、日本のエンタメ業界の規範になって欲しいと強く願っている人間です」と立場を示した上で、追伸として「先週、広告代理店からお渡しした質問状はお手元に届いていますでしょうか?ご担当者様に『預かる』とだけ言われたようなので取引先の声が届く体制になっているのかも含めて対話させて頂きたいです」と記している。