【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎと胃痛

野菜の食べ過ぎから直接胃痛を起こすことはあまり考えられませんが(一度に食べすぎて胃痛を起こす場合は除く)便秘や下痢から連動して胃痛を起こすことは考えられます。
腸の状態と胃痛は深いかかわりがあり、腸の状態が悪いと胃痛が起こることが考えられます。

病気が隠れている事もありますから、一概に野菜の摂りすぎで便秘・下痢・胃痛を起こしているというのは乱暴ですが、胃痛を考えるときに腸のコンディションを整えておくことはとても大切な事です。

病気以外で胃痛を起こしている場合はやはり野菜の取りすぎで腸内環境のバランスが崩れている事も考えられます。
また繊維質の多いごぼうやセロリ、筍やサツマイモを摂りすぎると胃酸が多く分泌されるので、胃腸が弱い人は胃痛を起こす場合があります。
胃痛は立っていられないくらい痛みを伴うこともあるので、暮らしの中でいろいろな物をバランスよく摂取するようにしたいですね。

【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎと冷え性

お腹が冷えてしまうと、下痢や便秘、胃痛の原因だけでなく、冷え性の原因にもつながります。
冷え性はうまく身体の熱を体全体に回すことができずに起きる身体の弊害です。

例えば食べすぎると摂取したエネルギーを分解するために血液が胃腸に集まり、結果胃腸で働きすぎて手足まで血液が循環しないことになります。
また、水分を多量に摂っても運動をせず汗をかかなければその水分は体内にたまり、冷えの原因になります。

野菜の過剰摂取も冷えの原因。
野菜は体を温めるものと、冷やすものがあります。

簡単に言えば夏野菜はカリウムをたっぷり含み、体を冷やす野菜の代表です。
例えばトマト・きゅうり・茄子などですね。
サラダによく使われる食材です。
元々体を冷やす作用があるうえ、生で食べることが多いので、余計に冷えの原因となってしまいます。

身体が冷えると代謝が落ち太る原因になってしまいます。
ダイエット効果を期待して野菜を食べているのに、逆に太るという結果は悲しすぎます。
やはり何事も偏ってはダメという事ですね。

【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎで栄養失調?

野菜は栄養豊富だから、暮らしの中で野菜さえしっかりとっていれば大丈夫

という考えは危険ですよ!
最初の方で触れた通り野菜は5大栄養素であって、エネルギー源を体の中でうまく機能させるための補助的役割を担っています。
ビタミンやミネラルが不足すると体がうまく動かない、心がバランスを崩すという結果を引き起こしますが、生命維持に必要な栄養源は炭水化物・タンパク質・脂質です。

野菜の中にも糖質やたんぱく質が少量含まれているものの、肉や魚、お米に比べれば比較にはなりません。
栄養を考えてバランスよく食べなければたくさん食べていても結局「栄養失調」になってしまいます。
栄養失調はいろいろな病気の原因にもなります。

野菜だけが大切なのではなく、暮らしの中でバランスよく野菜と一緒に他の栄養素も取らなければかえって病気の原因になってしまうのです。