家族葬が行える場所
家族葬を行う場所もケースバイケースです。続いては、葬儀の会場として考えられる施設の特徴を紹介します。
自宅
自宅での葬儀は、おおむね費用や移動時間も少なくて済み、勝手もよくわかっているので遺族の負担を最小限に抑えられます。一方で参列者へのもてなしや後片づけなど、意外な手間がかかるということも考えられます。
葬儀社の会館
葬儀専門の会館であれば、スムーズに葬儀を執り行えます。通夜と告別式、初七日など、葬儀全般を同じ場所で行え、仮眠室や会食会場を備えているところもあります。ただし、施設利用料などが自宅で行うよりも余計にかかります。
公営斎場
公営斎場とは、市や町など自治体が運営する葬儀式場のことです。火葬場と安置施設が併設されていることも多く、そういった場所であれば火葬を含めた葬儀一連をすべて行えます。さらに公営であるため、費用が比較的安価で済むのも特徴です。
宗教施設
寺院や教会などでも場所によっては葬儀を行えます。たとえば、お寺で行う葬儀を「寺院葬」と呼び、菩提寺を持つ家族によく選ばれます。宗教施設での葬儀は格式高く、より厳かな雰囲気のなかで故人をしのぶことができるでしょう。
最後のお別れをどうするか
「家族葬」とは、故人の家族や親しい関係の人など、ごく限られた人達によって行う葬儀です。一般葬と違い規模が小さく、準備や参列者の対応に時間を割かれることがなく、故人との最期の時間をゆっくり過ごせるのが魅力です。
いざというときになってから「どのような葬儀にするのか」を考えるのではなく、あらかじめ家族で相談しておくと、余裕をもって故人とのお別れの時間を過ごせるでしょう。
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