「お稲荷さん」と呼ばれる神様に好かれる人には特徴が見られます。この記事では、お稲荷さんに好かれる方の特徴を見た目や性格、行動に分けてご紹介します。五穀豊穣の神であるお稲荷さんから好かれたい方は必見の内容です。また、稲荷神社の歴史もまとめてありますので、お稲荷さんの背景を知りたい方もぜひチェックしてください。
お稲荷さんの意味とは?
そもそも、お稲荷さんとは一体何のことなのでしょうか。よく聞く言葉ではあるけれど、その実態は知らないという方も多いでしょう。そこでまずは、お稲荷さんとは何を指すのかについてご説明します。
お稲荷さんの正式名称は稲荷神社
そもそもお稲荷さんとは、稲荷神社のことを意味しています。稲荷神社とは、五穀の神様ウカノミタマ大神を祀っている神社のことです。この神様は、農業や商工業の神様として信仰を集めています。
稲荷神社の入り口には狐の石像がありますが、この狐はウカノミタマ大神の使い、眷属(けんぞく)です。つまり、お稲荷さんとは五穀の神様のことを表す言葉です。
稲荷神社の歴史
稲荷神社は、全国に3万社以上存在します。そしてその総本宮に当たるのが、京都にある「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」です。では、この稲荷神社は一体どのように始まったのでしょうか。
稲荷神社の創立について考えるには、今からおよそ1300年ほど時を遡らなくてはなりません。時は711年、秦伊侶具(はたのいろぐ)が餅を的にして弓を放ちました。すると餅は白鳥に姿をかえ、山の向こうへと飛び去っていき、その鳥が降り立ったところでは稲が豊かに実ったと言います。
山城国の風土記によると、その場所に神様を祀ったことが伏見稲荷大社の始まりであると伝えられています。また、伏見稲荷大社には古代の豪族秦氏のイメージを持つ人も多いでしょう。
なぜ秦氏と稲荷大社の結びつきが想起されるのかというと、秦氏が「伊奈利(いなり)」を信仰していたからであるとされています。
しかし、「稲荷」表記の方を信仰していたのは荷田氏であったという説もあり、同じ伏見稲荷山の中でも複数の氏族によりさまざまな形態での信仰が繰り広げられていたようです。