1日目は「金峯山寺」など吉野山エリアの観光名所、2日目は「みたらい渓谷」や「谷瀬の吊り橋」をめぐる1泊2日の旅行プランをご紹介!周辺の人気観光スポットをもれなく訪れる、おすすめモデルコースです。

1日目ランチ:名物「柿の葉すし」をいただこう

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1日目の午前中に吉野山まで移動してきたら、まずはランチをいただきましょう。今では奈良県の名物となった「柿の葉すし」が生まれた地である吉野山には、専門店が複数ありますので、昼食は柿の葉すしがおすすめです。

特に人気のお店は「柿の葉寿司 やっこ」や「柿の葉ずし 醍予」など。「柿の葉すし ひょうたろう」も人気店ですが、こちらは店内にイートインスペースがなく、持ち帰り専門となります。

1日目午後:吉野山エリアの名所を散策

ランチを終えたら吉野山観光をスタート!まずは吉野山エリアを一望できる「花矢倉展望台」へと向かいましょう。

展望台から吉野エリアの眺望を楽しんだあとは、世界遺産の「金峯山寺」、できたての葛菓子をいただける人気店「葛屋 中井春風堂」を訪れてみて。

「花矢倉展望台」から集落を一望

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花矢倉展望台は吉野山の獅子尾坂をのぼりつめたところにある、吉野随一の展望台。山頂からは上千本、中千本の桜、蔵王堂を見下ろすことができ、さらには奈良と大阪の県境である金剛山までも眺望できる大パノラマの絶景を楽しむことができます。また、源義経の忠臣・佐藤忠信が、この展望台付近で迫りくる敵を防いだという逸話も伝わるスポットです。

花矢倉展望台までは車で上がることができ、駐車場も少しですが用意されているので展望台そばに駐車も可能です。ただし展望台までの道が狭く、歩いて登る方も多いため、車で向かう場合は細心の注意が必要。なお駐車場は通常無料ですが、桜の時期だけは日中は有料となります。

修験道の総本山「金峯山寺」へ

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役行者が開いたと伝えられる金峯山寺は、修験道の総本山。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつです。

本堂の「蔵王堂」は高さ34m、四方36mにもおよび古建築としては日本屈指の大きさを誇ります。「蔵王堂」と「仁王門」は国宝。また御本尊の「金剛蔵王大権現」は重要文化財に指定されています。なお金剛蔵王大権現は通常公開されておらず、例年春と秋に特別御開帳が行われています。

「葛屋 中井春風堂」の吉野本葛を使った葛菓子で一息

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金峯山寺への参拝を終えたら、大人気の葛専門店「中井春風堂」で一休みしましょう。

葛専門店の中井春風堂では、吉野本葛と水だけを使用した葛菓子を味わうことができます。おすすめは、店主が作る様子を目の前で見せてもらってからそのまま出来立てを味わえる「吉野本葛もち」と「吉野本葛切り」。時間がたてばたつほど固くなり、食感が変わってしまうため、賞味時間はたった10分という繊細な和スイーツです。

出典:tripnote.jp

なお「吉野本葛もち」と「吉野本葛切り」は1日の提供数に限りがあり、店頭でのみ予約を受け付けています。時間もあらかじめ決められており、予約が一定数に達し次第受付終了となってしまうため、吉野山に着いたらまず中井春風堂へ足を運んで、予約を済ませておいてくださいね。

1日目夜:「洞川温泉」に宿泊

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中井春風堂の葛菓子で一息入れたら、1日目の宿泊先「洞川(どろがわ)温泉」へと移動しましょう。

洞川温泉は“関西の軽井沢”とも呼ばれ、夏の避暑地として知られる温泉郷。修験道の聖地・大峯山のふもとにある、かつて秘境地だった温泉地で、温泉街にはレトロな雰囲気の温泉旅館に食事処、お土産屋さん、喫茶店などが並び、昔ながらの趣を残しています。

温泉街には15軒ほどの温泉宿がありますので、予算や希望に応じてお好みの宿を選んでくださいね。