(4)リーダー直々に記者をお見送り

 記者との質疑応答にも、真剣さと笑いを絶妙な塩梅で織り交ぜながら澱みなく進行した7人の手腕はあっぱれだったが、最後にもうひとつ驚きがあった。会場を出ると、廊下にリーダーの白濱が立っていたのだ。

 会見中も「これからは6人のGENERATIONSを必死で守っていくべく頑張っていきます」と語っていた白濱だが、頭を下げながら記者たちを見送る真摯な姿に、グループを牽引する者としての責任感の強さを感じた。

(写真:二瓶彩)
(写真:二瓶彩)

 メンバーの卒業というシリアスな局面にありながら、笑いに包まれた会見の雰囲気は実に温かなものだった。グループの育ての親である代表取締役会長兼社長CEOのHIRO氏は「(こうした会見は)ジェネにしかできない」と語ったというが、グループの解散、メンバーの脱退、独立等々のニュースが増えている昨今の芸能界において、記者会見のお手本になり得る内容だった。

 音楽活動だけに留まらず、メンバーそれぞれが幅広いフィールドで切磋琢磨を続けてきたGENERATIONS。これまで培ってきたエンターテイナーとしての力が存分に発揮されたという点で、今回の記者会見は大成功といっていいだろう。