(2)自社プラットフォームでの独占配信

 記者会見には50社以上のメディアが集まったが、同時にLDHが自社で展開する動画コンテンツサービス「CL」での生配信も実施された。

 「CL」はファン向けに作られた会員制のサービス。つまり、アーティストに対して課金を惜しまないコアなファンのみが記者会見の生中継を見ていたということになる。

 各Webメディアが会見中にも速報をアップしていくので、ライト層はそちらを追えば内容の大枠はわかるようになっている。日頃からアーティストを支えるファンへの特別感を演出しつつ、内輪向けにならないようメディアをうまく利用する。こうした絶妙なバランス感覚は、自社でプラットフォームを構築するLDHならではだ。

(写真:二瓶彩)
関口の独り立ちについて「心配だ」と話す片寄と、「引き止められなかった部分を悔やんでいる」と語った数原のボーカルコンビ(写真:二瓶彩)