◆目標は「社会での活躍」
巫女養成スクールを運営しているのは、地方に本部のある神道系の某新宗教団体である。神社庁(※)に所属していない神社であるので自由度が高く、また、スクールから送り出される“認定巫女”たちの活動も同様である。
(※神社庁:神社本庁の地方機関として、各都道府県に設置されている。神社庁の管理指導を行うのが、神社本庁。伊勢の神宮を本宗と仰ぐ全国約80,000社の神社を包括する団体である。有名な神社(伏見稲荷大社や日光東照宮、靖国神社など)も、神社庁に所属しておらず、神社本庁以外にも神社神道系の包括宗教法人があるので、どれが「正当」ということはない。)
そもそも一般的には、巫女になるために特別な資格は必要ないとされているが、このスクールでは「巫女の精神を学ぶことで、社会で活躍できる女性になれる」というようなことがウリにされている。