佐賀県の県庁所在地「佐賀市」、江戸時代には鍋島藩36万石の城下町として栄えた町で、市内には城跡を始め現在でも史跡などが多く残っています。今回は「佐賀市」で歴史・文化を感じれるお出掛けスポットを巡ります。
重要文化財「佐賀城跡」
戦国大名であった龍造寺氏の居城であった村中城を鍋島直茂・勝茂親子が改修・拡張した「佐賀城」の城跡です。1874年(明治7年)江藤新平を中心とした起った「佐賀の乱」により、鯱の門、鯱の門続櫓、本丸御殿以外の全ての建物を失いましたが、残った鯱の門と続櫓は国の重要文化財に指定されています。
城跡に復元された本丸御殿は「佐賀城本丸歴史館」として、幕末・維新期の佐賀の歴史を学べる歴史博物館となっています。
佐賀城跡に建つ「佐賀県立博物館・美術館」
昭和45年に開館した県立の博物館と、昭和58年に開館した県立の美術館が旧佐賀城三の丸跡に並んで建っています。博物館と美術館は連絡通路で結ばれており、行き来する事ができます。
博物館では佐賀の自然や歴史、工芸や民俗などの分野の資料が収集・展示されており、美術館には佐賀県にゆかりのある近・現代の絵画、彫刻、書などが収集・展示されており見学することが出来ます。
また周辺は佐賀城公園として整備されており、多くの市民の憩いの場となっています。
眺望と夜景が楽しめる「佐賀県庁」
文字通り佐賀県の行政の中心である県庁ですが、高さ約50mの最上階は廻廊式の展望ホールとなっており「SAGA360(さがさんろくまる)」という名称でしたしまれています。眼下には佐賀市内が一望できる他、佐賀平野や有明海、遠くには雲仙普賢岳などの雄姿も眺めることが出来ます。
無料で入場できる展望ホールにはレストランもあり、眺望を楽しみながら食事も楽しめます。また22時まで営業していますので夜景のスポットとしても人気があります。
バルーンの魅力を体感「佐賀バルーンミュージアム」
佐賀市の嘉瀬川河川敷を主会場として広大な佐賀平野を舞台に毎年秋に開催される、アジアで最大級の熱気球競技大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催される佐賀市、市内には熱気球(バルーン)の魅力を紹介するミュージアムがあり、バルーンの歴史や仕組みが紹介されている他、フライトシミュレーターで操作方法や飛行時の感覚を体験することが出来、子どもから大人まで大人気の施設となっています。