【すたみな太郎】牛タン実食! 味は「豚バラ肉」?

 その後、店員さんがお肉のコーナーに「牛タン」を補充しているのを確認。コーナーのプレートには「タン先の弾力ある歯ごたえを当店オリジナルの旨味加工で食べやすく仕上げました」と説明があり、比較的硬い部位であるタン先に、何らかの加工がされたもののようです。

お肉コーナーに並んでいた「牛タン」(写真:サイゾーウーマン)

 皿に取って観察してみると、おなじみの丸みを帯びたフォルムこそ牛タンらしさがあるものの、かなり薄めのスライスとなっており、バラ肉のように赤身と脂身がはっきりと層に分かれた肉質は、ちょっと牛タンのイメージから遠いビジュアル。

皿に並べた「牛タン」。一般的な牛タンとは違うビジュアルです(写真:サイゾーウーマン)

 ロースター一面に敷いて写真を撮ろうとしたところ、カメラを向けた時にはもうかなり火が通った状態となり、焦ってしまいました。

 また、薄いことからロースターの網にくっつきやすくなっているため、筆者のようにいっぺんにロースターに入れず、1~2枚を注意しながら焼くのが重要かもしれません。

かなり薄いため、ロースター一面に並べて写真を撮ろうとした時にはすでに火がほぼ通っていました(写真:サイゾーウーマン)
1~2枚を焦げ付かないように注意深く焼くのがオススメのスタイル(写真:サイゾーウーマン)

 火が通った「牛タン」を口に入れると、赤身の部分はまるでベーコンやハムなどの加工肉に近い風味で、かなり硬め。脂身はジューシーですが、見た目のイメージ通りよく焼いた豚バラ肉、あるいは上記の通りベーコンのような味わいでした。

 純粋なおいしさとしては、筆者的に十分アリなレベルではありますが、一般的な牛タンを食べるつもりでこれを提供されると、残念な気持ちになってしまう人がいるのもうなずけます。

焼きあがった「牛タン」は、加工肉っぽさの強い独特な味わいでした(写真:サイゾーウーマン)