◆採寸はしないで目を頼りにドレス作り

吉田さん
撮影:木村正史 (以下同じ)
「社交ダンスのドレスを作るとき、採寸はせず、自分の目を頼りにする」と吉田さん。

社交ダンスのドレスはとてもきらびやかですが、美しさだけで生地は選べません。激しい動きに耐えうる伸縮性も考慮すべきですよね。なおかつ、ダンサーさんの個性や魅力を引き出すデザインが望ましいです。

数字でカテゴライズされる寸法ではなく、お客様ひとりひとりの体と、体の動きを綿密に目で見てチェック。「お客様に踊ってもらいながら、布をハサミで切っていくこともある」のだとか。吉田さんのドレス愛とダンス愛があふれています。