◆娘のためにも、自分自身に向き合いたい

女性が悩む様子
※イメージです(以下、同じ)
――もの忘れやうっかりミスの多さに以前から悩んでいたそうですが、今回心療内科に相談しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

はなゆい:私の困りごとの1つ1つはとても些細なことで、誰にでも起こることだと思います。だから心療内科を受診するのは大袈裟だと思い込んでいました。それでも、毎日自分のミスを積み重ねていくうちに「私は周りの人とは違うな」と感じるようになっていきました。

そんな時期に、娘に自分と似ている特性があることに気づいたんです。娘がつまづいているポイントは、自分もかつてそうだったと思うようなものばかりでした。だったら、私が娘の理解者になりたい、困りごとを抱えながらどう振る舞えばいいのかしっかりと学びたい。そのためにも、まずは自分と向き合うために心療内科を受診して原因をハッキリさせようと思いました。

――どうやって心療内科を探しましたか?

はなゆい:インターネットで検索しました。口コミは確認しましたが、どこも賛否両論だったのであまり気にしませんでした。家から通える範囲で5件以上電話しましたが、たまたま予約を取れたクリニックを受診しました。大人の発達障害を扱っているところだったので、結果的に良かったです。

問い合わせた病院のなかには、新規の患者を受け付けていなかったり、予約が取れるのは数か月先のところもあって選択肢はあまり多くなかったです。