X氏こと中村氏の告発が事実であれば、この元女性誌の編集長は中村氏に接触しただけでなく、“不倫疑惑”の記事まで用意して持参していたわけだが、出版業界にも詳しい芸能ジャーナリストの立花光氏も首をかしげる。

「女性誌や週刊誌、写真週刊誌などの編集部の人間が自社の利益のための交渉や最終的な事実確認のため、取材対象者や情報提供者に雑誌掲載前の記事を見せるケースはあります。ただ、すでに自身の会社の雑誌での掲載を見送った記事のゲラを自社の利益ではなく、他の媒体に持ち込む可能性を示唆しつつ外部の人間に見せるなんて話は聞いたことがないですし、そもそも現役ではない“元”編集長のこうした行動をこの女性誌の編集部や出版社の上層部はどこまで把握していたのかな、と。芸能マスコミ業界は意外に狭く、『文春』サイドもこの元編集長なる人物の存在は当然把握しているでしょうし、他のメディアも関心を示すでしょうし、“身バレ”などあまりにリスクが大き過ぎていろんな意味で疑問が残ります」

 現時点で同誌の続報に対し、田代氏や先日久々にX(旧ツイッター)を更新するアクションを見せた松本は沈黙を続けており否定も肯定もしていない状況だが、「文春」と松本サイドによるバトルは新たな当事者を交えた“場外乱闘”も含めて、今後さらなる泥仕合に発展しそうな気配である。