エンディングノートの活用
遺産をどのように分けるのか、一定の様式に従って書かれているのが遺言書です。遺言書があれば遺産を相続するとき、例えば不動産の名義変更、銀行口座や証券口座などの手続きがスムーズに進むはずです。
正しく書かれた遺言書を残しておくのがよいですが、それはハードルが高いという場合、エンディングノートを活用してみてもいいでしょう。エンディングノートには法律で決められた様式がないため、書式は自由です。財産を誰に相続するのか、本人の気持ちと共に書き記すことができます。
また葬儀のときに誰に連絡すればいいのか、誰に参席して欲しいかなども、気持ちや写真などと共に書き記すこともできるでしょう。
相続に関しては、いつも利用する銀行で相談できる
相続を考えるに当たり家族だけで話し合うには、身内ゆえに難しかったり気恥ずかしかったりすることもあるでしょう。思いの外、財産があったり、財産の棚卸が難しかったり、相続税が課税される可能性が出てきたり、ということもあり得ます。
そんなときに頼りたいのが銀行です。お金を預けたり、借りたりするだけが銀行ではありません。場合によって遺言書の作成もアドバイスしてくれます。
前出の通り、遺言書は一定の様式に従って書かなくてはなりません。また、遺言書を書く前に行わなければならない財産の棚卸も、銀行が手伝ってくれるでしょう。そのほか遺言書に従って、不動産の名義変更、銀行口座や証券口座の解約、未支給年金や遺族年金の請求などの、さまざまな手続きもサポートしてくれます。
元気なうちに、相続について話し合おう
相続においては家庭の事情も、一人ひとりの気持ちもさまざまです。この記事では、多くの人に共通することを紹介しました。一度きちんと家族で話し合い、ウチはどうだろう?という場合や、どうしたらいいか悩むときには、いつも利用している銀行などに相談してみてはいかがでしょうか。
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