◆万人ウケを目指さず、自分に向いている方法で

結婚相談所は会う前にメッセージのやり取りができないし、初回はアルコール禁止といったルールがあります。このルールが向いている人もいますが、シフト休みでお酒が好きな美沙さんには自由度が低く不向きでした。

そこで、マッチングアプリのwith(ウィズ)に居酒屋で撮った写真を使って登録しました。あっという間に200件以上の「いいね」が付きます。

withの良いところは、メッセージの頻度やテンポ・文量などの希望や、恋愛の細かな価値観もプロフィールに記載でき、価値観が合う人を探しやすい設計になっている点です。

プロフィールには休みがシフト制であること、出やすいのは赤羽駅であることも盛り込んで、サブ写真には鍋や缶ビールの写真も載せ、土日だけでなく仕事帰りにもデートの予定を入れやすくなりました。

婚活
「29歳の時の方が、いい男性に会える確率は高かったかもしれません。でも33歳の今の方が冷静になれて、結婚しないとヤバイというより、家族がいるのもいいかもぐらいに思えるようになったんです」

美沙さんの婚活再スタートを応援したいと思います。やっと自分と向き合えたタイミングが今なら、それが美沙さんにとっての適齢期なのではないでしょうか。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt