◆婚活が“ノルマ”になり……プツンとキレた

美沙さんの職場はたまに土曜出社もある勤務形態で、土日全てがお休みなわけではありませんでした。ですがお相手は土日を希望してきます。土日の公休日には、1日に2~3件お見合いの予定をいれることもありました。土日の公休は全て婚活の予定でつぶれ、友達や妹と遊ぶ日がなくなります。

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2回目のデートに進んだ男性からはLINEが届き、返信もしなきゃと焦ったそうです。LINEは疲れるものの、返信の間隔があく男性がいればそれなりに不安になります。

何人かは2回目のデートに進んだものの、予定も詰まって疲れていたため次のデートは2~3週間後に設定していました。間隔もあき、2回目に会っても距離が縮まることもないので、どの男性も決め手に欠けます。並行して他の男性からの申込もあるので、その人たちと会ってみるか断るのかも決めなければなりません。

2回目デートの間隔が3週間後だと、3回目デートは出会ってから2カ月目ぐらいになってしまいます。結婚相談所からは「仮交際期間は3か月だからそろそろどうするか決めましょう」と言われ、さらにしんどくなりました。

疲れて何かがプツンとキレた美沙さん。新たな申込を受けるのをやめ、「今のアポをこなしたら、いったん誰とも会わない日を作ろう」と思いました。もはや彼女にとって、デートはこなす“ノルマ”になっていたのです。

誰とも会わない日を作ったときは、ちょっとの期間お休みするだけの予定でした。でも疲れて誰とも会いたくない気持ちは消えず、結婚相談所を休会します。休会ができる期間には制限があり、相談所から再開を促されましたがもう心が折れてしまって、そのまま結婚相談所を退会したそうです。