「痛みに耐えてよくがんばった、感動した」とは、今から23年前の2001年、大相撲夏場所で当時の首相だった小泉純一郎氏が優勝した横綱貴乃花に贈った言葉ですが、いやぁ、このドラマは痛みに耐えてよくがんばってると思う。

 やっぱり血の通った人物を描くとき、脚本家というのはある程度、その人物に同化していくというか、本気でその人の気持ちになってどんな言葉を発するかを考えるものだと思うんですね。『海のはじまり』(フジテレビ系)の脚本を担当している生方さん、相当タフな仕事をしてると思います。まずそこに感動してる。よくがんばってる。

 いやぁ、きついな。振り返りましょうか。