加賀美はビリオネアなので、この廃ビルを買い取り、解体業者を雇ってビルごと破壊することにしました。ビルの中にはまだイジメっ子も、ひめ香も、西谷もいます。
重機によって解体が進む中、うずくまるひめ香に巨大なロッカーが倒れ込んできます。なんとか頭を抱えて逃げようとするひめ香を、加賀美が倒れてくるロッカーを片手で支え(AIパワードスーツを着てるからね)、間一髪でひめ香の命を救うと、こんなことを言うのです。
「それがおまえの本心だ。おまえは自分を守りたいんだ」
「人は誰でも、自分を守る権利がある」
生徒のために死ぬことはできない。大人だって、自分を守る。そして、できる範囲で生徒も守る。あとは、自分で自分を守れ。
いまいちピンとこないひめ香でしたが、この考え方を実感させる方法がスゴかった。スゴいSFドラマだと思ったんです。