■田中みな実と滝沢カレンの存在感

 第1話では自己紹介が必要なこともあってそこそこセリフ量のあった田中みな実と滝沢カレンですが、今回は存在感薄め。事件解決の役にもあんまり立っていませんし、現状では刑事・芹沢(中村蒼)と鑑識・西条がバディとして事件解決にあたっているという印象のほうが強くなっています。

 加えて、西条の謎の隣人(白洲迅)が謎めきすぎていて、何か裏の目的がありそうな匂いもしますし、西条の性格や生活習慣に影響を与えそうな人物として登場している。

 なんかちょっと、いろいろ意味がありすぎて窮屈になっている感じがするんです。田中みな実と滝沢カレンの存在が、ドラマから押し出されそうになってる。

 総じて、もっと無駄があっていいと思ったんです。もっと無駄話をしてよ、と。

 居酒屋が大好きな3人なわけですから、もっと意味のない、建設的じゃない話に花を咲かせてほしいんです。3人の個性はそれぞれ描かれていますし、「仕事より居酒屋優先」という共通の価値観で集まっている。だからこそ、この居酒屋タイムがこの人たちにとってもっとも大切な時間なんですよ、という演出がほしい。