◆「サザエさん症候群」じゃなくて「ドラえもん症候群」
日曜日の夜に、翌日から始まる1週間を考えて憂鬱になってしまう人は多いですよね。その時間帯がテレビアニメ『サザエさん』の放送時間(日曜・午後6:30)と重なることから、よく言われる「サザエさん症候群」です。
私も翌日から始まる仕事のことを考えて「やだなー」なんて言いながらサザエさんを見ていました。とはいえ、このころはまだまだやる気に溢れていて、「やだなー」と言いつつ仕事に対しては精力的でした。
取引先に訪問するために朝7時には出社、自己学習や翌日以降の準備で夜11時まで会社に残り、振替休日のない休日出勤や日本各地への出張が増えたりしてストレスも溜まっていきました。そうなると徐々に心身ともにおかしな変化が起こります。
月曜日の出勤に対して憂鬱になる時間が、日曜日の夜から朝に、日曜日の朝から土曜日の夜に…というように早くなっていったのです。ついには、仕事が終わる金曜日の夜に「また月曜日が来ること」が憂鬱になって落ち込んでしまっていました。
当時、『ドラえもん』が金曜日の夜7:00に放送されていたことから、私は自分のこの現象を「ドラえもん症候群」と名付けていました(現在は土曜午後5時~放送です)。