◆「移住して10年ほどのフランス語」を習得
さらに驚愕なのが、柴咲コウがまったく違和感なく聴こえるフランス語を話していること。黒沢清監督は(一部を除いて)全編がフランス語で展開するため、彼女が引き受けてくれるかと心配していたそうだが、実際の柴咲コウからは「だからこそやりたい!」という言葉が返ってきたのだとか。
柴咲コウは日本にいるときからフランス語の指導を受け、現地で撮影に入ってからもレッスンを続けていた。最初にホン読みをした際には、劇中の役に必要な「ネイティブの人が話す完璧なフランス語ではない、フランスに移住して10年ほど経った日本人が話すようなフランス語」を習得していたのだとか。
しかも、劇中には200以上のセリフがあったが、NGはほとんどなかったそうだ。
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