任意接種でかかる自己負担額の目安
最後に、主な任意接種でかかる自己負担額の目安を知っておきましょう。
ロタウイルスワクチン
急性胃腸炎を引き起こす原因となるロタウイルスから子どもを守るのがロタウイルスワクチンです。日本で使用しているロタウイルスワクチンは生ワクチンで、ロタリックスとロタテックの2種類あります。
どちらも飲むタイプのワクチンで、ロタリックスは2回接種で、1回1万4,000円ほどです。ロタテックは3回接種で、1回1万1,000円ほどです。
ロタウイルスワクチンだけで、トータルで3万円ほどかかっていましたが、2020年10月1日から定期接種になります。ただ、2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象です。それ以前に生まれた赤ちゃんは任意接種なので注意してください。
おたふくかぜワクチン
おたふくかぜワクチンは生ワクチンで、注射タイプです。2回接種で、費用は1回6,000円ほどかかります。どのくらい効果が期待できるのかというと、1回定期接種を導入している国では発症者数が88%減り、2回接種の国では99%の減少となっています。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは不活性化ワクチンで、注射タイプです。12歳以下は2回接種で、費用は1回3,000円ほどかかります。毎年接種が必要で、インフルエンザが流行のピークを迎える前の10月から11月に接種しておきましょう。
みんなを守るために補助制度を活用しつつ予防接種を受けよう
赤ちゃんや社会全体を守るためにも、予防接種が必要なことがわかりました。ただ、すべて接種しようとすると費用がかかるのがネックです。
任意接種には自治体の補助制度があることも。費用負担が軽減できるようによく調べて、制度を活用しましょう。
提供・UpU
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