性的な行為に対し、互いが積極的に望んでいるかを確認する「性的同意」。最近では、ニュースで同意のない性行為について取り上げられるようになりましたが、いまだに適切な情報を得られにくい現状があります。

ラビアナ・ジョローさん
ラビアナ・ジョローさん
 性被害当事者らの団体「Spring」が2020年8月16日から2020年9月5日までに被害者約6000人に行った「性被害の実態調査」では、半分以上が「すぐに性被害だと認識できなかった」と回答。被害を受けたと認識するまでにかかった年数は平均で約7年であるという結果が出ています。このことからも、日本の性教育の見直しが求められるといえます。

インタビュー前編では、TENGAヘルスケアで会社員をしながら、ドラァグクイーン・性教育パフォーマーとして活動するラビアナ・ジョロー(30歳・@labiannajoroe)さんに、性教育を発信し続けることについて聞きました。後編では、日本を取り巻く性被害の問題や性的同意のとり方について話を伺います。