子どもが小さい頃は、ママ同士で育児を助け合うなど工夫も必要。けれどそれは、“お互いさま”が成り立つ範囲でのこと。

 岩崎和美さん(仮名・38歳)は、仲良くなった幼稚園のママ友と、家が近所だったこともありお互いの家を行き来するようになりました。

◆パートを始めたママ友の助っ人を申し出る

パートを始めたママ友の助っ人を申し出る
写真はイメージです。(以下同じ)
 ときどき作りすぎたおかずを分け合ったり、急な用事のときは子どもを少し預かり合ったり、とても充実したママ友ライフを送っていました。ですが、そのいいバランスが徐々に崩れ始めます。

「ママ友がパートを始めることにしたそうなのです。小さい子どもがいることにも理解がある職場で、幼稚園の預かりを利用しつつ働くということで、やる気になっているママ友を心から応援する気持ちで『なにかできることがあったら言ってね』と伝えました」

 子どもに理解があるというものの、職場はアパレル。時間通りに帰れず、幼稚園のお迎えも遅れることもしばしば。幼稚園は家から近かったので、ママ友の子どもも一緒にお迎えして、園庭で遊ばせて待っていることも多くなってきたそうです。