■第3試合 ななまがり vs タモンズ
第2試合が大阪ダービーなら、こちらは“大宮ダービー”といったところ。大宮よしもとラクーン劇場に所属するタモンズと、やはり大宮への出演機会が多いななまがりの対決となった。
ななまがりは結成16年目。16年には『キングオブコント』で決勝進出、19年に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の「新元号当てられるまで脱出できない生活」企画に抜擢されて注目を集めると、20年には森下直人が『R-1ぐらんぷり』でも決勝に進出。
昨年、ラストイヤーで臨んだ『M-1』では準決勝で敗退するも、敗者復活戦で爪あとを残すと、今年は正月特番『お笑いエスポワール号』(TBS系)、『水曜日のダウンタウン』の「30-1グランプリ」と、2つの大規模ネタバトル番組で優勝しており、勢いに乗る。
一方のタモンズは19年目。「大宮セブンの売れ残り」と呼ばれ、マヂカルラブリーやすゑひろがりず、GAG、ジェラードンといったファイナリストから後れを取りながら、地道に漫才を磨いてきたコンビ。12年と13年には『THE MANZAI』の認定漫才師に選ばれているものの、『M-1』では準々決勝どまりと苦杯をなめ続けてきた。
19年には迷走期に入り、一時コンビ名を「つき」に変更。トリオになるか、解散して引退するかという瀬戸際まで追い詰められたが、盟友である囲碁将棋・根建太一の後押しもあって「タモンズ」として再始動。ノックアウトステージでは「32→16」で292点、「16→8」で283点という高得点を獲得しており、生放送で爆発する可能性も少なくないだろう。
【こちらの記事も読まれています】