■第2試合 ラフ次元 vs ガクテンソク

 第2試合は大阪の舞台で長く切磋琢磨してきたコンビ同士の“大阪ダービー”。ガクテンソクは昨春に上京しているが、ともに結成19年目という縁深いカードとなった。

 ラフ次元は昨年、全国放送への最後の砦である「ノックアウトステージ16→8」で、のちに優勝するギャロップに1点差で敗退。『M-1』での最高成績は準々決勝までだが関西地区での知名度はすでに一線級。ローカルではあるもののレギュラー番組も抱えている人気コンビだ。

 今回、6組が勝ち上がった吉本芸人の中でも、唯一大阪に拠点を置くコンビだけに、関西方面からの期待は熱い。

 一方のガクテンソクはスーパーエリートとしてデビューしたコンビだった。05年にアマチュアとして旧芸名の「学天即」で『M-1』準決勝に進出。『THE MANZAI』(フジテレビ系)でも3度のファイナルを経験し、14年には「上方漫才大賞」新人賞を受賞、15年には『ytv漫才新人賞』(読売テレビ)で優勝を果たすなど、本格派漫才師としてその名をとどろかせたが、『M-1』ではついぞ決勝に進出できず20年にラストイヤーを終えている。

 21年に「ガクテンソク」に改名。上京2年目となる今年は、なんとしてもタイトルを獲得して飛躍を遂げたいところだろう。